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失敗しないため! 料金の内訳からわかる外壁塗装会社選びのコツ

             

料金と内訳からわかる メリット・デメリット

                                              外壁塗装を検討する際、多くの方が悩むのが「会社選び」ではないでしょうか。

料金が安ければ品質に不安が残り、高すぎれば無駄な出費につながる可能性があります。さらに、高額だからといって必ずしも高品質な施工が保証されるわけではありません。また、ホームページやSNSの評価は宣伝要素が強く、必ずしも実際の施工品質を反映しているとは限らない点にも注意が必要です。

本記事では、ハウスメーカー・リフォーム会社・一般的な塗装会社の料金や内訳を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説し、失敗しない外壁塗装会社選びのポイントを紹介します。

                                                            

ハウスメーカー

                                                          

ハウスメーカーとは、単に住宅を建てる会社というだけではなく、全国展開を前提とした事業モデルを持つのが大きな特徴です。自社ブランドを確立し、全国に営業拠点や展示場を構え、地域を問わず一定水準の品質やサービスを提供できる体制を整えています。

また、大量生産・大量仕入れを行うことで部材や設備のコストを抑えつつ、自社で開発した工法や標準仕様を採用し、どの地域でも安定した施工品質を実現しています。こうした仕組みによって、地方の工務店と比べても「どこで建てても同じクオリティ」という安心感を提供できるのです。

さらに広告宣伝にも力を入れており、テレビCMや住宅展示場を通じて広く認知度を高めています。その結果、住宅を検討する多くの方にとって「まず名前を思い浮かべる存在」になっているのがハウスメーカーです。特徴としては、以下のような点があります。

                                                          

規模の大きさ

 全国展開している企業が多く、知名度やブランド力があります。

工法や品質の統一

 自社で開発した工法や規格をもとに、安定した品質の住宅を提供します。

展示場やモデルハウス

 住宅展示場にモデルハウスを構え、実際の暮らしをイメージしやすいよう工夫しています。

安心感とアフターサービス

 保証やアフターメンテナンスが充実しているため、信頼性を重視する方に選ばれやすいです。

                                                               

一方で、宣伝費や人件費などの経費が価格に上乗せされるため、工務店や地域密着型の業者と比べて費用が高めになる傾向があります。

                                                          

ハウスメーカーの料金と内訳

                                                          

高額な施工費用がかかります。要因として、下請に正当な報酬を支払っていること、施工管理にも人件費がかかります。加えて、大手であるために経費が多分にかかってしまうことです。

しかしながら、下請に正当な報酬を支払い、管理を置くことで、品質はたいへん高いものとなっています。

                                                    

ハウスメーカーのメリット・デメリット

                                                         

メリット

基本的に100%下請を使っていますが、マニュアルや必須の講習をもうけるなどして、品質を保持しており、品質・保証ともにたいへん優秀です。定期的な検査も行うため、アフターフォローも万全と言えます。施工への信頼性や施工後の安心を重視される方には、オススメです。

                                                          

デメリット

下請に対して報酬は正当な金額が支払われます。重ねて、多数の人員や施設維持、宣伝広告費などの経費がかさむため、施工費用が高く、一般的な費用の2倍近くになるケースも多々あります。

                                                         注意点としてハウスメーカーの保証には条件があり、メンテナンスを他業者が行うと保証が抹消されたり、メンテナンスを引き受けなくなることがあります。

                                                            

                                                           

リフォーム会社・大手塗装会社

                                                             

リフォーム会社とは、既存の住宅や建物を改修・改装し、住まいをより快適・安全・美しく整える工事を専門に行う会社のことです。
新築住宅を建てることを主とする ハウスメーカー工務店 とは異なり、リフォーム会社は「すでにある建物を活かしながら改善する」ことに特化しているのが大きな特徴です。

                                                         

対応工事の幅が広い
 外壁塗装、屋根工事、水回り(キッチン・浴室・トイレ)、内装リフォーム、増改築、耐震補強、断熱工事など。

規模の多様性
 小規模な地域密着型の会社から、大手リフォーム専門会社、ハウスメーカーのリフォーム部門まで存在。

専門性
 水回りに強い会社、外壁・屋根に特化した会社、デザインリフォームが得意な会社など、分野ごとに強みがある。

                                                             

リフォーム会社・大手塗装会社の料金と内訳

                                                            

リフォーム会社や大手の塗装会社にとって、「広告・宣伝」は運営していくうえで欠かせない大切な要素です。知名度を高めるために宣伝に力を入れ、受注につなげ、得られた資金をさらに宣伝へ回す――こうしたサイクルが現在の一般的な流れとなっています。そのため、どうしても多くの広告宣伝費が必要になります。

ただし、宣伝に大きな費用をかけている分、施工費用の一部が広告宣伝費に充てられているのが実情です。その結果、施工そのものにかけられるコストや下請けへの支払いに影響が出る場合もあり、品質面では「必要最低限」といったケースも見られます。

                                                              

リフォーム会社・大手塗装会社のメリット・デメリット

                                                            

メリット

様々なリフォームに関する事業を行っているので、複数種の工事を1社で発注を出すことができる。

                                                            

デメリット

施工に対する還元率はあまり高くなく、そのため、品質も最低限といったことも見られます。

注意点として、ホームページやSNSの評価は宣伝要素が強く、必ずしも実際の施工品質を反映しているとは限らない点にも注意が必要です。

                                                             

                                                          

一般的な塗装会社

                                                           

一般的な塗装会社とは、主に住宅や建物の外壁・屋根・内装などに塗装工事を行う会社のことを指します。大手のように全国的に展開しているわけではなく、地域密着で活動している中小規模の会社が多いのが特徴です。

                                                           

地域密着型
 地元に根ざしているため、対応がきめ細かく、相談から施工、アフターフォローまで一貫して行う会社が多い。

                                                                   

広告宣伝費が少なめ
 大規模な宣伝活動をせず、口コミや紹介、地域での信頼で仕事を得るケースが多い。そのため、施工費用の多くを実際の工事や材料に充てやすい。

                                                     

工事内容の柔軟性
 大手のようなパッケージプランではなく、施主の希望や建物の状況に合わせた柔軟な提案ができる。

                                                            

一般的な塗装会社の料金と内訳

                                                              

ほぼ自社施工を行っている場合が多く、施工に対する還元率も高めです。経費・利益ともに妥当なラインと言えるでしょう。

しかしながら、全ては職人の腕次第、その見極めは難しいところです。

                                                          

一般的な塗装会社のメリット・デメリット

                                                              

メリット

費用面、施工に対する還元率も妥当。相談次第で柔軟な対応を受けられる。

                                                          

デメリット

全てはその業者の職人の腕次第。中には過信して独立した若い職人が経営する会社もあるので、選考には注意が必要です。保証期間は大手に比べると見劣りする部分があるかもしれません。

注意点として、利益を求める業者も少数ながら存在します。まずは、現地調査と見積もりの依頼をだし、費用面や施工内容、施工中の報告業務の充実ぐあいなど、しっかりと確認してから選考してください。

                                                          

                                                           

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注意するべき塗装会社

                                                           

塗装工事を依頼する際、すべての会社が誠実とは限りません。中には、価格やサービス内容で注意が必要な会社もあります。以下のような特徴が見られる場合は、一度立ち止まってよく確認することをおすすめします。

                                                          

見積もりが極端に安い会社
 相場より大幅に安い見積もりは、塗料の質を下げたり、必要な工程を省略している可能性があります。

                                                           

他業者に比べて金額が極端に高い会社
  「大手だから安心」と思わせる一方で、広告宣伝費や下請け費用が上乗せされているケースがあります。金額の根拠を確認することが大切です。

                                                                     

見積もりの内容が不透明な会社
 「一式○○円」とだけ記載し、具体的な工程や使用する塗料が分からない場合は注意が必要です。

                                                               

契約を急がせる会社
 「今日契約すれば大幅割引」といった営業トークで冷静な判断をさせない手法には要注意です。

                                                           

アフターフォローが曖昧な会社
 保証内容や点検体制が不明確だと、施工後にトラブルが起きた際に対応してもらえない可能性があります。

                                                         

・訪問営業を行う会社

 不安をあおったり、調子の良いことを言う営業はサクラの可能性があります。後日、本命の営業が来訪し、契約させられてトラブルに発展するケースが多発しています。

                                                         

2次下請を使う元請会社の料金と内訳

費用の割に施工に対する還元率が低く、元請会社への利益率が非常に高い場合があります。

2次下請が施工を担当するのですが報酬が少なく手を抜きがちになり、トラブルが起こったとしても、全ての責任を1次・2次下請に押し付け、被害をなくした上で利益のみを搾取するシステムです。

下請の離脱率も高く、特に2次下請が離脱した後にアフターフォローや保証に関する問題が起こったとしても、担当者がいないなどの理由で時間が経つうちに、うやむやにされてしまうケースも多発しています。

注意点として、営業が『悪い事例を並べ立て不安をあおったり・契約を急かす』行為を行うなど、少しでも不信に思う場合にはあせらず見積もりをとり、他社と比べて費用が思いのほか高ければ、選考から外すことをお勧めします。合わせて、契約後、仮設足場を設置してから屋根を確認し、必要があれば再度見積もりを作成するといった場合にも注意が必要です。すでに仮設足場は設置済みなので、断れずに法外な金額が請求される可能性があります。

                                                          

悪質な塗装会社

                                                          

費用が他社と比べて非常に安く、その上で広告・宣伝を多く行う業者には注意が必要です。

必然的に施工に対する還元率が低く、そのため品質も良くありません。値段が安いのには必ず理由があり、企業としての努力を相当行わないかぎり、実現は非常に困難です。

                                                          

                                                        

見積もり比較サイト

                                                           

一見すると便利に思える『見積もり比較サイト』ですが、実はあまりオススメできません。なぜなら、こうしたサイトを経由すると、施工費用のうち約10~20%が「成約報酬」としてサイト運営会社に支払われる仕組みになっているからです。これは実質的に中間マージンと変わらず、本来であればお客様の施工にかけられるはずのお金が目に見えない形で引かれてしまいます。その結果、提示される金額は割高になり、費用の内訳も不透明になりやすいのです。便利さの裏側にこうしたコストが含まれていることを知っておくと、業者選びの判断材料として役立ちます。

                                                              

                                                            

まとめ

                                                          

まずは、複数社の見積もりをとり、適正価格を見いだすことが大事です。

その上で料金や施工内容、施工中の報告に関してしっかりと質疑応答を行い、じっくりと選考することをお勧めします。

お住まいのメンテナンスは必須ですが、外壁塗装を依頼するにはそれ相応の対価がどうしても必要になります。資金繰りもあるかもしれませんが、その場合、リフォームローンという手段もあります。

まずは、気軽に近くの外壁塗装会社に連絡し、見積もりを取ってください。見積もりだけと言ってみるのも手段の一つです。すぐに利益の見込めない依頼者に対しどれだけ親身に対応するかも選考の基準となるのではないでしょうか。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

                                                         

                                                        

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